2018-04-23

北京いろいろ

北京(Beijing)をふらふらと。
色々みて思ったけど、やっぱり中国って広いんだなって。田舎は別として、都市部でも道路やいろんなスペースに余裕がある感じがした。

帰国を翌日に控えて、最後の中国で丸一日の時間がある日。行きたかった天壇公園へ行く。地下鉄で天壇東門駅まで。
まず公園に入るための入場券を入り口で購入する。15元(約240円 ※1元=16円)。施設内にある建物を見るならば34元(約544円)のセットチケットをここで買わないと、公園内では1元高い別チケットを買うことになる。
本当に広い公園で、東京ドーム58個分の広さがあるという。
天壇公園

壇というのは祈りを捧げる場所のことで、北京には9つあるそうだ。ここには天に祈りを捧げる場所がある。天というのは万物を支配する最高権威だという考え方から、天壇はかなり重要な場所とされていたそうだ。

一番見たかったのは祈年殿という建物で、釘を1本も使わずに作られたという。建物の柱は1年、四季、星座を表す本数があるという。
公園のチケットしか購入していなかった私は、祈年殿に入るためには別チケットを購入しなくてはいけない。他の回音壁、圜丘壇という建物とセットチケットで20元(約320円)。
祈年殿

近づくと結構な迫力。
近くから見た祈年殿

中には入れないが、覗くことはできた。本当に釘を使っていないのかなと思うくらい。
祈年殿の中

祈年殿を出て、すごく長い橋を通り、せっかくだからチケットがあるの別の建物へ。
丹陛橋
この写真の遠近感だけでも公園がすごく広いことが分かると思う。

続いて回音壁。見た目は小さめの祈年殿という感じ。この建物はそういう名前じゃないみたい。
皇穹宇

この建物の周りを囲っている壁が、回音壁と呼ばれている。壁が建物を囲って半円担っていて、壁のはじで話すと、反対側のはじ(つまり真反対側)でその声が聞こえるという壁らしい。たくさんの人が試してたけど、みんなで試すから実証できないっていう。
回音壁

天井すごかった。
天井

続いて圜丘壇というものを見に行った。天と交信するために作られた場所だそうだ。
圜丘壇
円形に段々と高くなっていている。中心に丸い石が置いてあって、天心石と呼ばれ、天の声が聞こえる場所とされている。今ではパワースポットらしい。
中国の観光客が行列を作って天心石に順番に乗っていたので、私も少し乗りたかったんだけど、結構な人が待っていたので諦めた。
天心石
実際はここで声を出すと建物の構造上こだまして返ってくるから天の声が聞こえるとされたみたいだけど。この天壇公園には全体的に宗教的に良しとされる数字を元に柱や階段の数を決めていたり、音の反響を利用した仕組みがいくつもあって、調べてみるととても興味深い場所だ。

公園自体は憩いの場という感じがした。
一つ気になったのは、おじさんやおばさんが紙に「○○年生まれ、男」とか書いた紙を置いて集まっている場所があって、その他に漢字から推測するにその誰かのプロフィールのように思えた。でも大体が1980年代や90年代生まれと書いてあって、紙の持ち主とは年齢が合わない。お見合いかな?と思ってあとで調べて見たら、本当に親が子供の代わりに、そこで子供の婚活をしているそうだ。中国がすごくIT面で進んできているのに対して、これはアナログすぎて驚いた。
天壇公園の婚活の人たち

あとは天安門だけは見ようと思って、前門駅まで移動。天安門に一番近いのはその駅ではないのだが、前門近くには行きたい老舗のシュウマイ屋があったから、そこに寄ってから歩いて行った。食べ物についてはまた別記事にまとめます。

前門の天安門の逆側にはそのシュウマイ店もあるし、北京ダックの有名店、あとはお土産屋が多いけど、スタバやなんやら世界的に知られている店が多く出店されていて、すごくきれいに整備されていた。
前門駅のショッピング街
中に路面電車が走るくらい、こういうところもいちいちとにかく広い。

前門から天安門は正直ちょっと遠かった。門のかなり手前で荷物チェックがあったり、結構厳重なチェックがある。荷物チェックを抜けたところから門まであんなに距離がある。
天安門広場

遮るものが何もないからかなり暑かった。売店もあるが結構高いし。色々なデモが起きたところだし、もっと厳しい雰囲気かと思っていたけど、雰囲気は緩く感じる。警備している人こそ厳しそうだが、見にきている人に対する目線があまり厳しくないというか。ほぼ観光客だったし、そういうシーズンだからかもしれないが。
天安門

真ん前まで来ると毛沢東の肖像画が。そう思っていたら天安門の前にあった噴水で急に噴水ショーみたいなのが始まり、え、そういう場所なの、と思う。
毛沢東の肖像画

やはり北京は上海に比べると都会感がない。土地は広いし、高層ビルもある。もちろんシェアサイクルやQRコード決済など当たり前に使われているが、なぜだろう、街のデザインから得る雰囲気なのかもしれないが、人は多いけど上海のような街の活気がない感じがした。

天安門を抜けて、大きなデパートが並ぶエリアに行ってみた時もそれを感じた。それこそ上海みたいにブランド店が並んでいるんだけどおしゃれさがないという感じ、人も含めて。
中国のデパート

でも北京の方が、中国に住む人たちの日常的な空気は感じられる気はした。上海は新しく作られすぎているのと、中国人ではない人も多い感じしたけど、北京は中国っぽいな〜という言葉にし難いけど理解してもらえそうなこの感覚が感じられる気がした。
北京の日常

北京の日常

中国滞在は帰国日を含めてちょうど15日間。
いい意味で来る前に抱いていた印象を裏切られたとても良い体験ができたと思った。まだまだ見てみたいところはあるから、また来てみたい。

北京滞在:2017年7月28日〜31日

2018-04-19

万里の長城はすごかった

北京(Beijing)に行ったらやはり万里の長城を見に行きたい。というわけで着いた翌日早速行ってみた。

もちろんツアーで行く方法もあるが、バスで1本で行けるというのでその方法を選ぶ。
万里の長城といっても6,000km以上の長さがあり、観光客が見に行けるポイントは色々ある。その中でも八達嶺長城というポイントは北京から近く行きやすい。

地下鉄で積水潭(积水潭)駅に行き、そこから10分くらい歩いてバス停まで行く。
バスは877路がノンストップで八達嶺まで行き、919路が各所に停車しながら進むらしいが、出ている案内は877号についてのみだった。

まず電車を降りたら877路のバスが出ているB出口へ。
B出口をでる

B出口を出て道なりに歩くとすぐに、万里の長城行き877路バスはこちら的な看板が出ていて、あとはもう人の波に乗って歩けば分かると思う。
877号バスへの行き方

この日は土曜日だったから激混みで、バス乗り場をぐるっと回って列ができていた。
877号バスの行列
右側の坂を登って、左側が877路のバス乗り場。919路のバス乗り場がどこだったか結局よくわからない。
各国に行って思うけど、日本人は列に並ぶのが本当にうまい。程よい間隔を空けて無駄なく並ぶから、行列の長さでどれくらい時間がかかるかとなんとなく分かる。しかし日本以外の国は列に並ぶのが下手くそだ。(アジアの一部の国の隙間なく並ぶパターンは抜きにして)ほとんどの国では、行列ができていた場合でも人と人との間はものすごく空いていたり、前に詰めていなかったり、3分の1は無駄なスペースが空いている。だから自分の間隔でこのくらいかかりそうだなと並んでみても、思ったより早く進むということがほとんどだ。

この列もそのパターンで、バスが次々と来るというのもあるが、だいたい15分くらいでバスに乗り込むことができた。
あんまり並びたくない人はバスに立って乗る人専用の列があるから、そっちに並べばもっと早く行ける。「877路 立」って書いてあるからすぐ分かる。
立ち乗りの列
しかし休日に立ち乗りはお勧めしない。道路がかなり混み、普段は1時間で行けるところ、2時間15分かかった。行きのバスは12:30が最後だということなので、休日には余裕を持って出発した方がいいかもしれない。
バスの料金はICカード「一卡通」でタッチして支払い。6元(約96円 ※1元=16円)。みんなちゃんと並ぶし、なんの混乱もなくバスが出発。

約2時間後到着。
すごく天気が良くて嬉しい。バス到着してからチケット売り場までは結構歩くし早速坂道になっていたりする。食べ歩きできる食べ物がたくさん売ってるからわくわくした。小さい肉まんみたいなのが小籠包と呼ばれており、5つで10元(約160円)だったから食べながらチケット売り場を目指す。
八達嶺の売店


荷物チェックがありそこを通ったらチケット売り場。チケットは40元(約640円)と思ったより安い。
バスの混み具合を考えると思ったよりは人は多くないなという感じ。土日に観光地行ったらだいたいこんなもんでしょうというレベルだった。

八達嶺は入り口に入ると二手に分かれていて、右へ進むと傾斜が緩やかな女坂、左へ進むと急坂の多い男坂となっている。当然男坂を選択。というか女坂が男坂より混んでいたからそれだけの理由。

早速登り始めるが、確かに結構な急坂。
八達嶺の男坂

少し登って景色を見ると、すごい!これが万里の長城なんだ、と思う。見えているのは女坂で、混み合っているのが分かる。
八達嶺の女坂

男坂は本当に急坂。
急な男坂

男坂を登り切ると小さな砦のようなものがあって、そこから別の道にも繋がっているが、ここまでが結構きつかったのでそこをゴールにした。
男坂の砦

一番高いところから見るとやはり本当にすごかった。遠くまで道が続いているのが分かる。これを遥か昔に作ったなんて、と思う。景色は写真ではなかなか伝えられない凄さ。
八達嶺の全景

男坂からの全景
元々万里の長城は匈奴(きょうど)と呼ばれる遊牧民の侵入を防ぐために紀元前から建設が始まったそうで、紀元前からこの形だったのか分からないけど、山を切り開いて壁を作ったという事実があるというのが驚きしかない。そこから明の時代(日本だと室町から江戸時代くらい)まで徐々に作られていったという。それで6,000km以上壁を作るなんて、やはりこんな規模の遺跡は他にないと思った。
この八達嶺長城も明の時代に作られているが、現在はかなり修復が入った姿だそうだ。

そして行きが急坂なら当然帰りの急坂。行きより急に感じる。これはわざとそう撮っているわけじゃなくて、本当にこういう角度。
男坂の下り
平坦になっている道ももちろんあるけど、基本は急坂。手すりはあるけど低いところにあるし掴みにくいから、お年寄りとか体力に自信がなければ男坂はやめといた方がいいのかもしれないと思った。

なんだかんだで1時間くらいで往復できてしまったから距離は大したことない。
帰りも同じ877路で北京へ。混んでいなかったから1時間くらいで到着した。
八達嶺のバス乗り場