2012-12-17

ハバナに到着

メキシコのカンクンから、キューバのハバナ(Habana)に1時間遅れで到着。飛行機が遅れるとはきいていたけど、思ったよりも遅れなかった。とてもシンプルな空港。


当然入国審査があるけど、1人1人審査のブースへ行って、カメラで写真撮られる以外は別に何も聞かれる事はなかった。審査が終わると、そのブースのドアを開けてやっと入国。ドアがあったりで向こう側が見えない入国審査は初めてかも。
それが終わると手荷物検査があって、X線の機械に通す。その後さらに小学校の机みたいなのに女性が2名待っていて、「何日滞在するの?」と聞かれた。滞在日数を答えたらそのまま通れた。一体なんの審査だったのかしら。
預けていた荷物を取るために待つ。結構旅行者がいるみたい。


空港で米ドルからCUCに両替して、迎えの人を待つ。カンクンのホテルで同室だった子がちょうどキューバから帰って来たばっかりだったから、泊まったところを教えてもらっており、連絡してあったのだった。
車がクラシックカーかなとか期待していたけど、意外と普通の車だった。高速道路のようなものがあるけど、周りは農村という感じでアンバランスな感じ。空港だけが目立っていた。町が映画のセットのようだった。


町の中心までは意外と時間がかかって、やっと泊まる予定のところの近くまできた。道でホテルのオーナーっぽい女性が2人手を振っていた。車が止まったと思ったらすぐに、その2人が乗り込んで来てまた車はすぐに発進。
話を聞いてみると、やはりちゃんとオーナーだったらしく、「シャワーが泊まっていたアメリカ人のせいで壊れたから泊まれない。でも私の友達の家に泊まれるからそこに泊まって!」とのこと。もはや私に断る権利はないし、思ってもみない事が今までに起きまくっていたから、そういうのが普通に対応できるようになっていた。
ひたすらアメリカ人は行儀が悪い、泊めたくないと言っていた。やっぱりアメリカ人嫌いというのがあったりするのかしら。
どんなところに連れて行かれるのだろうと思っていたけど、本当に普通のシングル部屋。値段も変わらずだし、人がかなりよかった。オーナーはサンドラという女性。そのお兄さんであるチュチュというおじさんがその家に住んで管理しているようだった。

到着した日は、もうどこかに出かけるという感じではなかったから、他の部屋に泊まっていたイタリア人のおじいさんがおごるというので、チュチュと3人でずっとビールを飲んでいた。日本の物価の話をしていたらチュチュがあまりにも驚くからおかしかった。イタリア人のおじいさんはよくしゃべるし、女好きな典型的なイタリア人で、おじいさんなのにそのパワーに驚くばかりであった。ちなみに2人は英語があまりわからないが、イタリア人おじいさん(スペイン語はしゃべれる)が少し分かるから、通訳がわりになり話していた。キューバの旅が始まる!

2012-12-07

キューバという国

キューバ、それはなんというか今まで以上に未知の世界へ行くような、どんな体験談を読んでも想像がつかないような、行く前の気持ちはそんな感じだった。

行った後、そこはやはり想像を絶した世界というか、想像していたことが全く追いついていなかったというほうが正しいか、必ずいつかまたもう1度行きたいし、会いたい人たちがいるけど、もう1度1人で行くのはとても勇気がいる場所になった。それは後ほど。

行く前に知っておいた方がいいということを少しまとめ。

■メキシコからキューバへの入国


まずキューバ入国にはツーリストカードが必要で日本からだとキューバ大使館で入手するか、代行業者を使うかのどちらからしい。私の場合はメキシコのカンクンから入国したため、空港で入手。メキシコを出国するのに出国税294ペソ(約1,764円 ※1ペソ=6円)かかる。色々調べた結果、空港だとツーリストカードの在庫が無い場合があるらしく、事前に手に入れた方が無難ということだった。でも在庫が無かった話を色々な体験談を読んだ結果聞いた事が無かったし、空港のカウンターで待ち受けている代理店の人たちは複数いて、商売しに来ているから在庫切れなんて言う事がなさそうなイメージ(あくまでもイメージのため自己判断でお願いします)。



空港のCubanaチェックインカウンターの向い側に旅行代理店の人たちがたむろしていて、うろうろしていると「ツーリストカード?」と聞いてくる。欲しいと行ったらすぐにその場でパスポートを渡して、名前、生年月日、国籍を書いて終了。20ドル(約1,600円 ※1ドル=80円)。あまりにあっという間で、だまされてるんじゃないか?と思うくらいであったが、本当にそれが使えた。
海外旅行保険の加入が必須で、その証明をみせないといけないという話があり、おそらく本当はその必要があるのだろうけど、私のときはそんなことは一切聞かれもしなかった。実際に加入していなくて、その場で安いやつに加入した人の話もあったので時と場合によるのだろう。

そして搭乗。


注意事項の紙が古くさいイラスト。飛行機は少し古い感じだったけど、天候が良ければ別にめちゃくちゃ揺れるとかないと思う。


■キューバの泊まるとこ


いわゆる観光客向けのちゃんとしたホテルはもちろん存在しているけど、それは貧乏旅行者には泊まれる額じゃない。ユースホステルなどがないので、キューバでは一般の人が家を泊まるところとして提供していて、そこにお金を払って泊まるのだ。写真のようなマークがあるところは部屋を提供していますよ、という印。
日本人に有名なのはハバナ(Habana)にあるホアキナの家。ハバナの中心部にあって、そこはドミトリーもあったり、日本人が集まるのでキューバ内を周るにはいいらしい。

■キューバのお金
キューバにはお金の種類が2種類ある。観光客向けのCUC(クック、もしくはセウセと発音)。

現地の人が使用するMN(モネダナショナル、CUPとも呼ばれる)。

当然、観光客は食事、ホテル、バス、その他諸々の場面でCUCを使用する必要があり、だいたい1CUC=1ドルくらい。1CUC=24MN(CUP)というレート。
CUCからMNへの両替は町のCADECAという両替所で両替をしてもらう。路上で両替をしようという人に1CUC=1MNで両替された人がいて、そういう風にだまされないためにもMNを手に入れるならば両替所で行うことと、そのレートをちゃんと覚えておく事が必要。

MNで支払いができるのは、一般の人が買い物をする屋台や露店のようなところ。これで買い物すると食べ物や飲み物はめちゃくちゃ安い。CUCを使って食事するのがバカらしくなるくらいの差がある。ただ、キューバは社会主義で本来は観光客がMNを使って買い物することはどうなんだろう、とか思いつつ、どうしても使ってみたくて使ってしまった。

■キューバでお金をおろすには
旅行中は国際キャッシュカードを利用して、どこでもPlusの文字が書いてあるATMであれば現地のお金をおろす事が出来た。ただ、キューバではそれを見かけた事は無かった(空港にはあったのかもしれないが、確認しなかった)。
一番いいのは、米ドルを沢山もっていくこと、おろす事ができないから、米ドルを空港もしくは町のCADECAで両替すればいい。米ドルを全部使い切ってしまった私はどうしたかというと、ATMは一応あるのでVISAのクレジットカードでキャッシングする事ができた。一応それで現地のお金は手に入れる事ができる。ちなみにでてくるのはCUC。

■チーナと言われまくる事
チーナというのはスペイン語で中国人(女性)という意味。道を歩いていると、大袈裟じゃなく、町行く人ほぼ全てに「チーナ!」と声をかけられます。中南米を旅行していて、そうやって声をかけられることはそれなりにあって、別に彼らにとってはアジア人っぽい=中国人って感じだし、声かけてみたいだけ、みたいなフレンドリーさすら感じられた。が、しかしキューバではそれがあまりにも多すぎて、ちょっとげんなりしたのが事実。正直自分が外国人だし、それは興味があるだけだから悪気はないんだよ、と言われても、それはそのとおりで深刻に受け止める必要がないことと、真意はわからないけど、まあ悪気があるように聞こえないのも事実。ただ、想像してみてほしいのは、1日中町ですれ違う人ほとんどにチーナと言われること、それが仮に「かわいいね」的な言葉だったとしてもいやだったと思う。誰かに見られ続けているっていうのが耐えられないのかなあ。まあ私はとにかくそれがしんどくて、若干外にでるのが恐怖になった。
最後の方は開き直って普通に思えて来たけど、そんなことがあったんだ。でも他の行った事ある人に聞いてみたら、そんな体験はしていなくて、だからこれはなんでそうなったのかよくわかってない。でも人は優しい人はめっちゃ優しいです。

■インターネット事情
インターネットがほぼ普及していないと考えた方がいい。家を宿泊するために提供している人たちの中では、メールアドレスを持っている人たちもいるけど、速度はかなり遅いと言っていた。町を歩いた感じでもネットカフェらしきものも見当たらなかった。いざというときには電話だろうか。

しかしとても色んな面で興味深かったキューバ。その旅行記はまた後日。

2012-11-19

メキシコおもしろかったこと

メキシコにいておもしろいと思った色々。

■マックにとうがらし

マクドナルドにストローやナプキンが置いてあるカウンターがあって、国によってはそこにケチャップが置いてあってセルフで取れるようになっているところがあると思う。メキシコはそのカウンターになんとハラペーニョ(とうがらしの一種)がセルフで取れるように置いてあった。やはりみな辛いものが好きなのかしら。


■香水の調合屋がたくさん

メキシコシティに限った話。町を歩いていると香水の調合屋が沢山並んでいて、店によっては結構な人が入っていた。でもメキシコの人って別に香水つけたような独特のにおいはあんまりしないような気も、西ヨーロッパだと結構においするんだけど。イメージを伝えるだけでも自分の香りをつくってくれるらしい。


■郵便局のマークがかわいい

メキシコの郵便局のマークはとってもかわいい。イメージカラーもピンクに緑。しかし郵便事情はとっても悪い。メキシコの人によると、エアメールは届くのに4ヶ月かかるよ!と。実際ハガキを送ったけれど、カンクンからだと通常通り4.5日、メキシコシティだと3週間くらいはかかった。忘れた頃にやってくるというのもいいものかな。ちなにみ小包は通常通り1週間くらいで届くそうで、私もサン・クリストバル・デ・ラス・カサスから送ったけどそのくらいで届いた。だから手紙を出したければ小さいプレゼントを一緒に送った方が早く届くから、そうしてるって友達は言っていた。はがきのほうが遅いなんて不思議。


メキシコも滞在が短かったからあまり数はない。メキシコの一番面白いところは、やはり広いからどこへ行っても異なる文化を見れるところであるとも思う。まだまだ知り尽くす事が出来ない。

メキシコまとめ-食べ物-

メキシコで食べておいしかったもの色々。

■Mole de olla(モーレ・デ・オジャ)

野菜や肉を鍋で煮込んだスープ。トウモロコシ、ズッキーニ、じゃがいも、人参などが入っている。これにチーズが入ったのもかなりおいしかった。辛いのもあるらしいが、この写真のは辛くなかった。モーレというのはソースという意味らしく、そのモーレの作り方を見ると唐辛子、木の実、チョコレートを使っているらしい、でもチョコレートの味は全くしなかった。色んな料理に使われているみたいだから、他のも試してみれば良かったかな。

サン・クリストバル・デ・ラス・カサスではその専門店があって、すごく良かったので紹介。
el caldero
Insurgentes #5-A
Centro Historico
http://www.elcaldero.com.mx/
飲み物も注文してだいたい1食60メキシコペソ(約360円 ※1メキシコペソ=6円)くらい。


■タコス(Tacos)

やはりメキシコと言えばタコス!トルティージャに肉とトマトとチリソースというのがなんとなく一般的だけど、メキシコでは色んな種類があった。この写真のはサボテン入り。サボテンの食感がコリコリしつつちょっと粘り気があって、めちゃくちゃおいしいタコスだった。これも是非日本で食べたいー。


これはスタンダードなやつ。1皿に5−6個ついてくるけど、小ぶりな場合が多いのでちょうどよい。


これはグアテマラの食べ物話でも紹介したGringas(グリンガ)。タコスにチーズを挟むという邪道な食べ物。やはりめちゃくちゃおいしい。
これらはどういうところで食べるかによって値段は違うけど、普通の人が行くような店だったら、飲み物入れても40メキシコペソくらい(約240円)


■Tortilla Chips(トルティーヤチップス)

どこでも頼まなくても出てくるくらい、色んなところでみかける。日本のメキシコ料理屋でも定番だと思われるけど、ソースの種類はやっぱりメキシコのほうが色々で、トマトのソースは必ずあるものの、他は店によって様々。


■Enchilada(エンチラーダ)

トルティーヤにチーズや肉を挟んで焼いたもの。上にはサルサソースと野菜を乗せている。これもおいしい、日本のメキシコ料理屋でもよくあるやつかな。


■メキシコの色々な飲み物

Jamaica(ハマイカ)。ハイビスカスのジュース。同じ名前でお酒もある。あっさりした甘さでおいしい。


ジュースの名前は忘れちゃったけど、Tunaと呼ばれるウチワサボテンのジュース。これはサボテンにレモンを入れてあって、ちょっとすっぱくて、若干青臭い味だけど、とてもさわやかでくせになる。ハマイカよりこっちのほうが好きかも。


Horchata(オルチャタ)。お米に砂糖や蜂蜜をいれた甘いジュース。甘いけど割とさっぱり。でもやっぱり最初に飲んだ甘ったるい感じがあんまり好きになれなかった。甘い物好きな人は大丈夫かな。メキシコはこういうフルーツや自然の物からつくられたジュースがどのレストランでも複数置いてあった。


Cerveza!ビールのこと。メキシコビールと言えば日本ではCoronaとかSolとか有名な銘柄もある。それ以上にもっと沢山メキシコにはビールがあるのだった。でもそんなに飲まなかった。写真はMontejoという銘柄。これはユカタンのビールらしい。全体的にすっきりした味のものが多かった、やっぱり暑いからか。


メキシコは料理はどこで食べてもおいしかった。辛さを心配していたけど、最初から辛いソースがかかっているものはすくなく、自分で調節できる事が多かった。種類も豊富で野菜も多い。ジュースもものすごい数あるし、お金がなければ屋台でタコスを食べればいい。安くておいしい国。

2012-11-16

メキシコまとめ-交通-

メキシコ内の移動手段のまとめ。

■飛行機について
代理店での申し込みがあまり安くなかったので直接航空会社のページから予約した。
アエロメヒコ http://www.aeromexico.jp/
vivaaerobus(メキシコのLCC) http://www.vivaaerobus.com/

■バス
ADO社 http://www.ado.com.mx/ado/index.jsp

■パナハッチェル(Panajachel)(グアテマラ)
↓ シャトルバス 約6時間 275ケツァル(約4,400円 ※1ケツァル=16円)
■サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristbal de Las Casas)(メキシコ)
↓ ADO社(バス) 約13時間 980メキシコペソ(約5,880円 ※1メキシコペソ=6円)
■メキシコシティ(Mexico City)
↓ アエロメヒコ(飛行機) 約1時間45分 165.90ドル(約13,272円 ※1ドル=80円)
■メリダ(Merida)
↓ ADO社 約4時間 278メキシコペソ(約1,668円)
■カンクン(Cancun)

2012-11-15

メキシコまとめ-宿泊-

メキシコで泊まったところのまとめ。
宿の探し方は過去記事参照(チリまとめ-宿泊-

■サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristbal de Las Casas)


Hostel Las Palomas
Guadalupe Victoria 47 Barrio la Merced, San Cristobal De Las Casas
1泊120メキシコペソ(約720円 ※1メキシコペソ=6円)3泊すると4泊目が無料。
男女混合6人部屋、バストイレ共同(お湯出る)、朝食あり(パンケーキやいてくれる)、Wi-fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可、中心まで歩いて10分くらい、犬が放し飼いだから苦手な人は無理。


■メキシコシティ(Mexico City)


Hostel Cathedral
Republica de Guatemala No 4,Colonia Centro,Mexico City
1泊190メキシコペソ(約1,140円)4泊すると5泊目が無料。
女子4人部屋、バストイレは共同だけど部屋についてる(お湯出る)、朝食あり(1階カフェ)、Wi-fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可、ツアーデスクあり、ソカロの教会のすぐ裏にあるので立地はとてもいい、1階がカフェ、屋上がバーだからうるさい。


■メリダ(Merida)


La Casa del Tio Rafa
Calle 65 #589 x 72y74 Centro,Merida
1泊120メキシコペソ(約720円)
男女混合6人部屋、バストイレ共同(女性用と男性用に分かれていてお湯でる)、朝食あり(ちゃんと作ってくれる)、Wi-fiあり(屋上にいかないと通じない)、スタッフ英語可、中心からあるいて15分くらい、扇風機しかないからとにかく暑い


■カンクン(Cancun)


Bed & Breakfast Garden
Calle Jicama #7 SM 25, Manzana 20, Cancun
1泊140メキシコペソ(約840円)
男女混合6人部屋、バストイレ共同(部屋についてる)、朝食あり、Wi-fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可、中心からは歩いて20分くらい、綺麗だし雰囲気もよくてオススメ。

カリブ海に面した遺跡 トゥルム

メリダ(Merida)を後にして、バスでカンクン(Cancun)へ向かう。ADO社の1等バスで約4時間278メキシコペソ(約1,668円 ※1メキシコペソ=6円)。1等のバスターミナルは新しくて綺麗だった。ターミナルでは事前に荷物を預ける事が出来た。


カンクンはカリブ海沿いのリゾート地として有名で、海沿いには有名なホテルが建ち並び、アメリカやヨーロッパ諸国からバカンスしに沢山の人たちがやってきていた。家族連れも多いし、ここはまたいつか違った形でも来てみたいなと思う。
私が泊まっていたところは当然ダウンタウンのほうで、それでもリゾート地に多いような、ショッピングモールや、ショーをやる施設みたいなのはいくつかあった。


カラオケバーも久々にみた。なんか若干アメリカのディズニーワールドとかがあるオーランドに町の殺風景なんだけどどっかしらに人が潜んでる感じに似てた。


周辺には色々見るところがあって、シェルハ(Xel-Ha)とかコスメル(Cozmel)などの海洋公園に行くという手もあったけど、なんとなくこのバカンス中の空気に耐えられなさそうだったから、トゥルム(Tulum)遺跡を見に行く事にした。バスで2時間くらいで到着。片道98メキシコペソ(約588円)


到着してみると、思ったのと全然違って、人が多く、お土産屋などで賑わっていた。メキシコのベラクルス州の成人の儀式であると言うフライング・インディアンというお祭りで行う催し物をやっていた。


遺跡までは歩いてもいけるけど、小さいバスが出てたのでそれに乗る。往復20メキシコペソ(約120円)


乗っている横で逆さまに吊られた人が回転している…。


入り口に着くとさらにがっかりした。水着の人だらけ!遺跡内にビーチがあって、そこに泳ぎに来ている人もいるみたいだった。理想はカリブ海を眺めながら遺跡を静かに堪能する、だったのだけどちょっと理想高すぎた。入場料は57メキシコペソ(約342円)


トゥルムはマヤ文明が最後にたどり着いた場所と言われている。メキシコの旅もこれで最後だったし、最後に見る場所としてはとてもよかったのかもしれない。


とにかく海が青すぎる。


天気がよくて素晴らしかった。遺跡は小さいのですぐ見て周った。




そしてすぐ横にはカリブ海。


いつかまたちゃんと泳ぎにこよう。


そしてカンクンを最後にメキシコの旅が終わった。グアテマラとの国境沿いの町、都会のメキシコシティ、ユカタン最大の町メリダ、そしてカリブ海リゾートカンクン、それぞれ全てが雰囲気も気候も全く違っていた。これでもまだ北部は行ってないし(危ないところも多いし)、メキシコはやっぱり広い。
南米をぐるっと周って来たときの印象からすると、やはりちょっとだけ全体的に都会の文化というか、そういうものが見受けられる事も多く、さすが隣国がアメリカ合衆国であるというのも関係しているのかもしれない。
思えばアメリカとメキシコの国境の町、エルパソに行ったのはもう5ヶ月前になっていた。あの時感じた、「これまで見てきたアメリカとは違う」という感じが、今となってはそれがメキシコの入り口だった事が理解できた。国境を越える前に感じていた異国感は、そこに入ってしまえば自分の中に蓄積され、いつの間にか溶け込んでいる。

カンクン滞在:2012年6月24日〜27日

2012-11-14

美しすぎる青!地底湖セノーテ

ユカタン半島には陥没した穴に地下水が溜まってできたセノーテという天然の、厳密に言えば泉が複数ある。ユカタン半島自体は石灰岩地帯で水が地中にしみ込んでしまうため、川がなく、昔の人にとってはこのセノーテが重要な水源だったという。今はそこでシュノーケリングや、ダイビングができるということで行ってみた。

メリダの町にあったツアー会社で申し込み。自力でもいけるようだったけど、泳いだ後、濡れたまま一般のバスに乗るのはちょっとないな、と思ったのと、ツアーだと3つまわってくれるということだったのでそっちに。

ワゴンを走らせ、1時間くらいか、普通の村みたいなところに到着。


移動は小さいトロッコを馬に引っ張ってもらって。このトロッコが楽しくて、結構スピードでて、木と木の間をさーっと通り抜けるのはまるでジェットコースターの如く。


最初のスポットに到着。看板かわいい。


結構急な階段を下って行く。


なんだか宝物でも沈んでいそうな青い泉。前日雨が降ったせいで、水が濁ってしまっていたが、泳ぐ分には充分青かった。


ガイドの人に連れられ、洞窟の奥のほうへ。明かりを持ったまま、下の方にある穴を通ってさらに奥に行ってしまった。さすがに誰もついていけず、全員奥の方でまっていた。奥は暗くて怖い。あと、暗いのもだけど、海じゃなくて地下水だから、自力で浮き続けないといけないということ。途中でそれに気づいて、ライフジャケットを装着してた。


そして次のポイントへ。移動中はずっと黄色い蝶が周りを飛んでいて、それが素晴らしい光景だった。こんなのはみたことない。


2番目のところは、雨の影響で全く青くなかった。透明度は高いんだけど緑っぽくなっていて、あまり面白くなかった。


3番目のスポットへ。まっすぐに降りて行く階段。荷物は持って入れないから、外におきっぱなしで行く。


ここは洞窟に入った瞬間に思わず声をあげてしまいそうな美しさだった。上から光が一筋だけさして、まるでRPGのダンジョンの最後に宝箱がある場所みたいな。映画のグーニーズの水の滑り台を通って出て来た場所みたいな(かなり脳内補完しているかも)


全く足がつかない深さだけど、手前から奥まで全部底が見えている。


いくつかある小さい穴からさす光に向かって、水を噴き出すと、霧のようになって上に上がって行くところがきれいにみえた。


下までまっすぐ光が射している。


小さいトンボがいた。


ここは本当に素晴らしかった。沢山泳いでまたトロッコに乗って帰った。洞窟の中でずっと泳いでいると寒くて、外に出てもしばらく震えてた。天気がよかったので助かった。レールは1本だけど、トロッコは割と頻繁に走っているので、反対側からトロッコがくると、一旦車体をレールから外すという原始的な方法を行っていた。大変そうだ。


ツアーなので、最後はレストランのようなところに連れて行かれ、自腹で昼ご飯を食べた。

セノーテはコンディション悪い方だったと思うのだけど、最初に見たセノーテの青さにはびっくりしたし、最後に見たものは感動だった。もう1度行きたい場所。


■ツアー情報
料金:450メキシコペソ(約2,700円 ※1メキシコペソ=6円)
※お昼代は別途。
※ガイドは基本スペイン語で英語が少しだけわかる。
※申し込みはメリダの市庁舎の近くのツアー会社、他にも数社あるが、人数が集まらないと出発しないという形だった。申し込んだところは、人数に関わらず決行だった。


メリダ滞在:2012年6月20日〜24日