2013-05-14

ジャンボジェットに泊まる

デンマークを後にして、電車でスウェーデンはストックホルム(Stockholm)に向かう。
電車で約5時間、2ndクラスの席で675DKK(約8,100円 ※1DKK=12円)。今度はちゃんと席の番号がチケットのどこに書かれているか確認して乗った。
さすがヨーロッパ、2ndクラスでも席は快適。

外の景色が綺麗だったから写真を撮ろうと試みたけど、電車が速くて上手く撮れなかった。隣に座っていた女の子も同じ事をしていて、「撮れないね」なんつって話し始めた。
そうすると、前に乗っていた男子2人組も話に加わり、わいわいやっていたところ、どうやら前の男子はさらにその隣の席に座っている女子が気になる模様。
そこから急激なアプローチが始まり、あまりにも積極的なので周辺席に座るおばさんたちも応援しだすという面白い事になった。
アプローチされていた女子は若干困っていたが、押され負けして、メールアドレスと電話番号を教えていた。というかおばさんたちに半ば強制的に教えてあげなさいよ的な攻撃にあった結果である。
その女子が途中駅で下車することになり、男子はホームまでお見送り。みんなで窓にへばりついて2人がキスするかどうかを見守ったのだけど、柱で見えなかった。

まあそんな色々なことが電車の中では起きるようだ。私は隣に座っていた女子と一緒に、改札をでて、少し話してから別れた。私もその子も、あの男子もこれぞほんとに一期一会なのである。

なかなか素敵な駅。ストックホルム。入国審査は今まで同様にない。

ストックホルムに来たら絶対に泊まりたいところがあった。飛行場の側にある、ジャンボジェット機そのものの中だけ改装したというユースホステル。
なのでストックホルムは何も見ずにすぐに飛行場の側まで移動した。ストックホルムの駅から出ているArlanda airport行きのバス。30分くらい。99SEK(約1,089円 ※1SEK=11円)。スウェーデンの通貨はスウェーデンクローナといい、SEKと表記される。

そして空港に到着。

空港のターミナル間を走る無料のシャトルバスでホテルへも行く事が出来る。何もないところにただ飛行機が。

その名もジャンボホステル。一応ユースホステルだけど、値段は別に安くない。不便だし、興味ない人は泊まる必要がないと思う。私は1人でテンションがあがっていた。

早速、中へ。

入り口。

レセプション。

その反対側がカフェスペース。ちょっとおしゃれ。Wi-fiもとんでる。

客席のスペースが部屋になっている。操縦席の部屋もあるらしい。

何となく飛行機っぽいデザインのドア。

部屋はかなり狭かった。私のでかい荷物は床に置けるけど全く広げられないので諦めた。4人1部屋のドミトリー。窓は飛行機の名残が。

ベッドは普通。

トイレやシャワーもある。ユースホステルなのでもちろん共同。さすがにちょっと狭い。

こんな感じで工事したんだよっていう写真が飾られていた。

外に出て、色々見てみた。まず、普通は飛行機の下なんて入れないから下に立ってみる。でかい。


夜になると飛行場のほうが綺麗だった。ほんとに動く飛行機が沢山飛び立つから飽きずに過ごす。多分好きならほんと楽しいと思う。

翌日から『魔女の宅急便』のモデルになった町ヴィズビュー(Visby)に行く予定だったから、魔女の宅急便の動画を見直していたところ、後ろから声をかけられた。

振り向いてみるとまさかの電車で隣だった女子だった。
友達がスウェーデンにいて、ホテルを取っておいてくれているからって言っていたのだけど、まさかここだったとは。
もう2度と会う機会がないと思っていたけど、あっさり再会したのだった。人生は不思議。








このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿