2013-06-17

シャウレイ 十字架の丘

リトアニアのシャウレイ(Siauliai)という所に十字架が約5万本立っている丘があるという。ネット上の記事などで時々話題になっていたから知って、リトアニアに行くならば是非行きたいと思っていた。

場所的にはラトビアのリガからリトアニアのヴィリニュスに行く途中にある。調べていると早めにリガを出発して、シャウレイで降りて、ヴィリニュスに帰るという手段もあるようだったけど、とてもたどり着けそうになかったのでもう少し計画立ててから行く事にした。

全く良く分からなかったので駅のインフォでシャウレイに行きたいというと、ほとんど英語が通じず、しかも駅員のおばさんはとても不機嫌で心が折れそうになった。どうにかシャウレイという名前を伝えると、ぶっきらぼうに時刻表を渡される。
シャウレイにはKLAIPEDA行きの電車に乗ればいいようで、1日に3本しかない。9:41出発、12:18-23に到着する電車に乗った。片道34.80リタス(約1,044円 ※1リタス=30円)。
※2012年8月の時刻表のため参考までに。実際に行く方はヴィリニュス駅で確認してください。

電車に乗ってみると、乗務員の人はとても優しく話しかけてくれた。謎の温度差。

シャウレイ駅が割と殺風景。

まずは町のインフォメーションセンターへ行ってバスの時間とバス停の場所を確認したほうがいい。
場所は駅を背にして左にずっと歩き(Dubijos g.)、大きめの通り(Tilzes g.)にぶつかったら右に曲がる。大きめのバスターミナルとショッピングモールがあるからわかりやすいはず。ひたすらまっすぐ進んだら15分くらいで遊歩道にでるのでそこを左。

こんな感じの町並み。

まっすぐ行くとインフォメーションセンターがあるのでそこで情報収集。正確な場所はここ

駅から大通りまでは人の流れについていったからわかったけど、それ以降は適当に歩いてやっとたどり着いた。途中でゴスロリっぽい人に話しかけられてびびってたら、ただの日本好きの人だった。

インフォの人にどうやって行ったらいいか聞いてみると、バスか自転車を借りて行くかのどちらか。バスの時刻表をもらったが、バスが正確じゃなさそうな予感がしたからやめた。
※バス停を実際みてみたが、ここに掲載されている時刻ともまたちょっと違っていた。

天気もいいので自転車を借りる事に。グレードが色々あったけど1番安いやつにして、2時間半で8リタス(約240円)だった。地図で道を説明してもらったところ、十字架の丘まではほぼまっすぐの道だった。

ほんとにまっすぐ。

のどかだー。しかしほんとに何もないので水を持ってくればよかったという後悔。

十字架が見えて来たらその道を右に曲がる。

約1時間こいで着いた。自転車は適当なところにつないでおいた。結構ツアー客も多いんだなぁと。

すごい。

この丘は1800年代ロシアの領土下へ置かれていた時に反乱軍の家族が遺体の代わりに十字架を建てていったということから始まっているらしく、その後も1918年リトアニアが独立した際に、独立戦争で亡くなった人たちへの祈りを捧げるための場所になったという。今でも十字架は自由に建てる事ができる。(十字架の丘

夢を壊す事をいうと、駐車場に十字架は売っている。来た人が建てるように。

しかし100年以上前から積み重ねられて来た十字架はとても重かった。








(戦争とか)同じ状況になったら自分が祈ろうとする神様は多分いないなぁと思いつつ。旅の無事や周りの人の幸せを祈ったあの神様は誰なんだろう、とも思ったり。仏教的な教えや習慣が少なからず自分の中には自然にあるけど(例えばいただきます、と言うとか)、宗教に関しては自分から遠い存在と思っている節もある。こういう風に誰かの祈りがずっと続いているんだという事実には感動したりするんだけど、本当にどこか違う世界の話でもあるんだと思った、自分にとっては。
いやー、しかし戦争になったら嫌だね。

帰りもまた1時間自転車をこいで町へ戻った。帰りの電車も同じように1日3本だった。中途半端な時間だったから最終に乗って帰った。町は結構色々あるから、特に飽きる事なく。

※掲載している電車・バスの時刻表は2012年8月のものです。変更になっている可能性があることを考慮して、あくまでも参考としてください。基本的には駅またはツアリストインフォの情報を正としてください。情報の更新は行う予定はありません。

ヴィリニュス滞在:2012年8月5日〜8日


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