2016-05-29

ナミビア周遊の旅1日目(ウィントフック〜ナミブ砂漠)

宿についてすぐにレンタカーを一緒に借りる仲間が見つかった。
26時間のバス旅を終えてすぐで死ぬほど疲れていたが、そうなったらウィントフック(Windhoek)の街に無駄に滞在している意味もないので、翌日から出発しようということでシャワー浴びて洗濯だけしたらすぐに街にレンタカーを予約しに出かけた。

今思えばウィントフックはそんなに危険な場所ではなかったけど、街中でカメラを構える恐怖がなぜかあったので全然写真がない。

レンタカー屋と思われる場所は一通りまわってみたが、結局空いている車は見つけられなかった。宿に戻ってからネットで予約できるところがあるということがわかり、それで無事予約完了。
オフロードが多いのでほんとは四駆がよいのだけど、全て出払っていて普通車になった。

翌日、予約した車を借りに10時にヒルトンホテルの入り口にあるThrifty Car rentalに行く。そうすると、「直接借りに来る人が優先されるから、ネットで予約した車ないよ」って言われる。
ネット予約の意味…!
散々ごねて、とにかく車探してくれと言って、受付の人が色んなところに電話。どうにか見つけて借りられることになった。日産のティーダ。

7日間レンタル、標準の保険が入っているプランで2914.88ナミビアドル(約29,140円 1ナミビアドル=10円)。ドライバーになる人数3名に変更することで+400ナミビアドル(約4,000円)、標準の保険でカバーされないフロントガラスを割った場合の保険追加加入で900ナミビアドル(約9,000円)、そしてデポジットが5,000ナミビアドル(約50,000円)

ナミビアの道は都市部を抜けるとほとんどがオフロード、しかも砂というか砂利のような道が多く、ものすっごく事故率が高い。世界中で会った世界一周旅行者の何人もがFacebookでナミビア旅行中に車が横転してしまっている投稿をしているのを私は見た。
保険なめてると本当に痛い目みる。ドライバーになる人数とか通常適当にするところも、事故ったら警察出てくるししっかりやっといたほうがよいと私は思った。四駆ならまだしも普通車はほんとに危険。

車を借り、まず買い出しに。
ウィントフックにはかなりちゃんとしたショッピングモールやスーパーがある。今日は予定ではナミブ砂漠でキャンプだから自分の食料と、私はテントの中に敷くマットを89ナミビアドル(約890円)で購入。

一通り買い物して、いざ出発、ナミブ砂漠へ!ちなみにナビはついていないが、地図をみればだいたい単純な道のりなのでわかりやすい。
最初はこんな道のり

でもすぐにオフロードになった

ナミブ砂漠に行く人しか通らないであろう道にはいると、目で見て分かる大きい石ころがごろごろしていた。
しかも狭いからレッカー呼ぶのも大変そうである。

かなり注意して運転していたが、しかし…
パンクした!

スペアタイアに履き替えて再スタート。教習所でタイア替えるやり方教えられたけどなんも覚えてなかった。仲間がいて感謝。
大きすぎないハプニングはその場を盛り上げた。

パンクしている間に横を通り過ぎた四駆が、私たちが再出発して少し経ったところで同じくパンクで止まっていた。四駆でも結局パンクは免れないのか。

スペアタイアでは今後の旅が不安すぎたからどこかで修理したいと思っていたら、このオフロードを抜けた先にガソリンスタンドと修理所があった。修理というか中古のタイアを買うことにした。その中古タイアが穴あきで、修理してもらい購入。先ほどパンクしていた四駆に乗っていたアメリカ人家族もそこで修理依頼しようとしていて、お互いにこの道のり頑張ったよな、と称え合った。
300ナミビアドル(約3,000円)かかったが、これは保険の範囲なので最後は返金される。時間外だったらしいが、どうにか見てくれたガススタンドの店員さんに感謝である。

日が少しずつ沈んでゆく一番美しい時間帯。

こんな風に柔らかい色が全面に現れて、日が暮れてゆく。チリのアタカマ砂漠でも似た色のグラデーションだった。どこかの国のどこかの記憶がリンクしていく。

360度周りがこういう感じで、そういう風に陽が沈み夜になっていくところなんて、旅をしていてもなかなか見ることはない。

目的地であったナミブ砂漠内のセスリムという場所のキャンプ場についたのは夜10時をすぎていた。一つのスペースを与えられ、車を停め、そこにそれぞれテントを張る。電源もあって、シャワーも別のスペースにちゃんとあり、なかなか良い場所だった。
これは翌日の朝の写真。

食べ物屋とかはキャンプサイト内にあるんだが、お金がないので選択肢としてなし。買ってあった食料を細々と食べて明日の予定を立てて寝た。
外国の観光客達はキャンプも慣れているし、キャンピングカーも沢山止まっていた、なにしろ装備が色々ある。本当に何も持たずにテントだけで来たんだな、我々は、と思った。

2016-05-22

いざナミビア

朝10時頃、同じ宿でであって同じ日にウィントフック(Windhoek)に行くと言う男性と一緒にタクシーでバスターミナルまでいった。20ランド(約200円 1ランド=10円)。

バスターミナルでは沢山のバスが待っていて、ウィントフック行きの中では安いバスだったから、どのようなものかと心配もあったが、すごく普通の大型バスだった。

中は2列、3列の座席構成になっていて、ちょっと狭いけど、現地の人の体の大きさから感じる狭さからしたら、私はだいぶましなんだと思う。バスに乗り込むとすぐに、名前とチケットとパスポート確認される、すごくうるさいおばちゃんだ。でもチェック体制があるという時点で若干しっかりしている感じがよい。

チェックインしたらまだ時間があったから、ケープタウンのバスを乗るために購入していたMycitiカードのデポジットを返金してもらおうと駅に向かう。デポジット返してほしい旨を伝えると「今日はもうやってないよ、明日きて!」と言われる。真っ昼間である。なんで?と怒りをぶつけようとすると「ジョークだよ!」と。不意打ちのジョークやめてほしい、アフリカまだ来たばかりで信用してないから。

バスに戻り出発。乗り心地は普通。エアコンもちゃんとほどよく効いているし、何ら問題がない。ヨーロッパの長距離バスもこんな感じな気がした。
休憩が何度かあった、だいたいケンタッキーか謎の売店。お金があまりないから辛い。バスにトイレがついていないため、タダで入れるところにははいるが、時に有料の時もあった。とはいえ2ランド(約20円)くらいである。

道も整備されていて本当に思っていたアフリカとは違う印象をうけた。南アフリカ、ナミビアは全くもって文明がある、あまり驚きがない場所だった。

夜の11時くらいに国境に到着。出国のスタンプはすぐにもらえたが、そこから、荷物のチェック、ボディチェック、かなり念入りに全員が調べられた。
スピーカーを持ち込もうとしていた現地の人が、「これは新品じゃなくて中古だ」の主張をずっとしている。新品なら税金がかかるのか、やたらと中古を主張してその人のチェックが終わらないから、バスがずっと動かなかった。

国境なんてなにもできることがない、店もないし。外が涼しくて気持ちがよかったし星も綺麗に見えたから、待たされていることもまぁいいか、と思っていた。
そしてやっと彼のチェックが終わり、バスに乗り込み、ナミビアの入国。スタンプはまたすぐにもらえ、ランダムで荷物チェックがあり私がひっかかってしまう。
女性と男性にちゃんとわかれて検査をして、女性の係員が私の荷物の中をのぞき、圧縮袋をみて驚いていた。「これ本当に便利ね!」、あとはよくわからないが生理用品の話になり、雑談して終わった。全然チェックしてない。

そしてまた、スピーカー男がチェックに時間がかかっている。彼のおかげで2時間待たされ、月が沈んで行くところすらみた。
さっきまでの待たされていることへの楽しい気持ちはもうなくなったので、バスで寝ていたら夜中の3時頃出発していた。

そこからまた何度か休憩を挟み、太陽が昇り、やっとウィントフックへ。


着いたのが昼の1時くらい。結局26時間近いバス旅だった。都会!

どこに降ろされたのかよくわからず、色んな人に聞きながら宿にたどり着く。南アフリカより、ナミビアの方が太陽がジリジリ感じられて本当に暑い。そこもいわゆる日本人御用達の宿であるが、他の国の人も含めてかなり沢山の人がいる印象だった。

ナミビアはレンタカーで色んなところを周る旅をしたいと思っていた。割とそれが一般的なので、宿で仲間をみつけなければと思っていた。そしたらあっさり、その宿にいた日本人2人組に一緒に行かないかと言われる。私も南アフリカから一緒にバスに乗った男性と2人だったから、ちょうど四人で行くことになった。



2016-05-01

南アフリカまとめ

南アフリカのまとめ色々

■宿泊
・ケープタウン(Capetown)
Cat and Moose Backpacker's Lodge
http://www.catandmoose.co.za/
値段:1泊ドミ117ランド(約1,117円 ※1ランド=10円)
※通常130ランドのところ、日本のゲストの場合は10%オフ
基本情報:男女混合7人部屋ドミ、シャワートイレ共同(部屋の外)、スタッフ英語可、朝食なし、Wifiあり(速度速い)、ロッカーなし
行き方:空港からバスに乗りロングストリートの終わりで降りる
その他:キッチンあり、庭があり洗濯もの干せる、セキュリティよい(ホテル入り口の鍵が常にかかっている)、近くにスーパーあり。日本人が集まる宿、レンタカー仲間を見つけやすい、北上する人は南下して来た人からテントをもらいやすい

■交通
世界一周チケットでロンドン(London)からケープタウン(Capetown)直行で使用
約11時間

■食べ物
美味しかったもの…というよりこれから北上する人がいたら是非言っておきたいことがある。
ケープタウンで色々食べておけ、と。
北上すると食べられる物が本当に限られる。まず基本的にケンタッキーしかない、ケープタウンでマクドナルドをもっと食べておけば良かった。ケンタッキーがあればまだいい、それも途中から消えてくる。ローカルファーストフード店でぎとぎとのチキンとポテトフライ、北上すればするほど貧しくなる食事。
どこの宿にもキッチンはあるしスーパーも近くにある。でも自炊できる範囲は決まっている。絶対なる、マクドナルドを食べたいって。
ケープタウンにはインド料理屋、安い寿司屋もある、今がチャンスだと言っておきたい。

ちなみにお酒もあんまり飲めなくなっていくので、ケープタウンで飲むと良い。ワイン安いし、ロングストリートのバーのビールも安い。確か店舗ではお酒を買うのに時間制限があった気がする。

■おもしろかったこと
記事に書ききれなかったことなど

・意外と平和
アフリカにびびりまくって来たものの、ケープタウンのそれもきっと一部なんだろうが、とても平和な雰囲気だった。色々なところに行くと、これはまずい雰囲気だなって感じることもあるが、日中はそれはほぼなく、気をつけていれば問題なさそうであった。
見て分かるような差別はない(入り口違うとかそういう時代の名残をみつけられなかったという意味)。でもきっとあるだろう。何かを感じとれるまでの滞在日数はなかった。

・語尾に「ねっ」ってつける
南アフリカの公用語の一つが英語であり、町中どこでも英語が通じる。おもしろいのは、彼らのしゃべり方。語尾に「ねっ」ってつける人が結構いる。例えば I'm sorry ねっ みたいなことだ。全員じゃないんだけど、結構な確率でそういうしゃべりをする人に会う。そして響きが日本人からみると可愛く聞こえる

次はナミビア!