2017-01-22

Happy New Year 2014 in Malawi

12月31日、2013年の年末。
隣の宿にチェックインしてすぐに湖を見に行った。美しい。海みたいだ。

足だけつかって、しばし湖を眺める。魚を穫っている人たちがいた。

後から聞いたら、この湖は住血吸虫がいて、寄生虫なので皮膚から侵入されると発熱、じんましんなど、結構辛い状態になると。足の指からも侵入されるとか言われて、恐ろしい気持ちになった。

町を散策すると、結構人が多い。色んな物を売っていて、人や車が小さい町だけど思ったより行き交っていた。


空のペットボトルも売ってる

道に食べ物を広げて売っていることが多いが、ちゃんとスーパー的な店もあった

宿にいた日本人と韓国人で、お正月っぽいことをしたいという話になり、アフリカの米はもちもちしてるから、餅っぽいものをつくれるのではないか、ということでさっそく買いにいき、つくってみる。
ガスはない、火を自分たちでおこして、かまどのようなところでご飯を炊き、丸めただけなんだけど。醤油を持っている日本人がいて、それをかけてたべた。美味しくはないが、それっぽい感じになった気がした。

日本は先に年が明けていた。
宿にはネットがあるから、日本の友達と連絡をとったりした。宿ではカウントダウンまで時間があった、餅らしき物を一緒につくった人たちと、2014年に実施する10のことを発表し合った。多分今思い返しても、その10のこと1つも出来ていない気がした。

宿にどこからか色んな人たちが集まってきて、バーカウンターでカウントダウンのパーティーが始まっていた。花火もない、テレビもない、ただ音楽だけがずっとかかっていて、カウントダウンもなく、気づいたら年が明けていて、気づいたところでみんなと握手やハグをした。

オランダ出身だという女性が酔っぱらって、私に日本人かと聞く。何を言われるのかと思ったら、「日本の映画で大好きなのがあって、『ゼブラーマン』って言うんだけど知ってる?」って言われた。哀川翔の出てるやつだよな…観てないけど、それがオランダまで届くってすごいな。どういうところが面白いと思ったんだろう、不思議だ。

カウントダウンを意識しない年明けは初めてだったかもしれない。マラウイで年を越すなんて予想もしていなかったが、素朴で楽しい夜だった。

リロングウェ発ンカタベイ行き

ンカタベイ(Nkhata Bay)というマラウイ湖の湖畔の町に向かうことにした。年末であった。年越しをそこでして、後はアフリカ最後であるタンザニアに向かう。旅ももう終盤であった。

事前のバスチケット販売がなかったから、朝6時に宿をでて、チケット売り場に行く。
チケット売り場といっても、ターミナル自体がもう大型駐車場のような感じで、雑多としており、売り場もそれぞれの行き先で、駐車場の切符切りのおじさんがいそうなくらいの建物だった。

ホテルの人がンカタベイ行きのバス乗り場まで荷物を運んでくれた。
すでに多くの人が待っていたけど、チケットはまだ販売されていないようだった。何となく並んでいる感じに思えたので並ぶ。
バスは7時半出発のはずだったが、まだバスが来ていない。チケットがやっとその時間に販売されたから、とりあえず購入。4000クワチャ(約1000円 ※100クワチャ=25円)。


結局8時すぎにバスが到着。
日本で言うと普通の公共バスのような感じ。座席が指定されていないが、荷物はすごくみな多い。到着するやいなや、1つの狭いバスの入り口に、人が一気に押し寄せて、漫画みたいになった。到底乗れるわけがないが、入り口を真っ先に確保しているのは、乗客の荷物を先にバスに入れて席を確保することでチップをもらう仕事をしている人たちだった。その人たちが乗ろうとする人たちを通さない。

若い兄さんと目があって、私の死ぬ程重い荷物を託す。もう一瞬の出来事だったが、その人がすごい勢いでバスの中に荷物をもって荷物を棚に上げて、席を確保。まだみんな入り口でぎゅうぎゅうやっているなか、すごく良い仕事をしてくれた。
この席争奪の戦いは私だけでは戦えなかったと思った、感謝の気持ちでチップを多めにあげた。

乗客の荷物が本当に多い。乗らない分は、バスの下、エンジンやらなにやら、構造はよくわからないが、道路とバスの下部の隙間に椅子を落ちないように固定したり、正直ありえない形で荷物を全て積み込んでた。それでもどうにか、全ての荷物が乗るように、あれやこれやとみんなで工夫をして、みていてとても面白かった

ようやく9時過ぎにバスが出発した。

バスが色々な処に停まりながら、ンカタベイに向けて進んでいく。どんどん田舎になっていき、砂漠っぽい乾いた感じから、木が多く森が多い方に進んでいた。

途中途中で人が降りていき、終点のンカタベイでは私ともう一人しか乗っていなかったから、不安いなった。もう暗くなっており、18時半くらいに到着した。
暗い時にあまり一人で初めてのところを歩きたくない。そう思っていた。ナミビアで会った南下してきた人から、ンカタベイの宿を聞いていたので、そこに向かう。

宿の人はいい人だった。一泊2000クワチャ(約500円)でシングルルームで安いし、今日はここでいいやと思って泊まる。

しかし、部屋に入ってよくみると、ドアをつたってアリの行列が、そのくらいなら今までもあったからいいのだが、窓もよく見るとガラスも網戸もなんもない、虫入りたい放題!

私は虫が嫌いではない、結構気持ち悪いのがきても割と平気。でもマラウイでは別だ。蚊から感染するマラリアが蔓延している。しかも水辺にいるわけだから、蚊が多いはず。
部屋に蚊帳があったが穴だらけ。
今万が一マラリアになったら困ると思った。実は隣にも宿があり、値段だけ調べに出かけていったら、だいぶ綺麗な宿で、今いるところよりは安心そうだったので、少し割高だったが、翌日移ることにした。

2017-01-04

マラウイという国を知っていますか?

人口約1,500万、東京より少し多いアフリカ大陸の中の小さく国。正直アフリカに行って、ルート検討するまで、マラウイの存在は、「聞いたことあるけどどこにあるか分からない国」だった。
ザンビアの右隣、モザンビークの上にある国がマラウイです。
行く前の旅人たちの評判は、とにかく物価が安い、そして人がとても優しい、とのこと。タンザニアに行く時にマラウイを通っていくことにした。

ザンビアのルサカから朝の5:00出発のバスに乗って、マラウイのリロングウェ(Lilongwe)という町を目指す。
ルサカの宿に予めタクシーを呼んでおいた。宿の警備員はなんだかいつも私に話しかけようとして止める、というとってもシャイな不思議な人だったが、最後に「君はとても綺麗だ」と言われてなんだか笑った。アフリカでは人との物理的な距離が近い男性がちょっといて、コミュニケーションなのか、そうでないのか分からなく戸惑うことがあり、このくらいシャイな人の方がいいなと思った。

ターミナルに着くと、まだ真っ暗で雰囲気よくなく見えるから怖かったが、タクシー運転手の人がバスのところまでちゃんと荷物を運んでくれた。チップのためかもしれないが、結構みんな優しいんだよな、ほんとに。
バスはすでに半分くらいの人が乗っていて、座席は指定されていないから好きな場所に座る。また3列と2列のバスだった。ほぼ満席になった後でもまだ人が乗ってくる。バスの席と席の間の通路にコーラの瓶ケースを置いてそれを座席にするのだ。

ほぼ時間通りに出発して、そこからずっと車内ではアフリカンミュージックがかかっていた。
途中の休憩所では魚の干物らしき物を売っていた。だんだんレンガの家になっていった。

13時くらいに国境に到着した。出国に並ぶ人々。

マラウイの通貨はマラウイクワチャで1ドルが420クワチャくらいが相場だと、そこは調べて分かっていた。
ザンビア出国側の両替商は1ドル300クワチャというのでとんでもない悪レートだったからすぐに断った。やはりここでも断るとすぐに去っていく。

出国はあっさり終わって、入国管理まで歩いていく、何日いるのか、いくらもっているかだけを聞かれてすぐに入国した。
バスの荷物チェックが長くかかり、時間があったので両替商と金額を確認すると1ドル=400クワチャだというので、両替をした。リロングウェでうまくATMがあるか分からなかったから、多めに交換した。

出入国で約1時間半かかり、そこから出発してリロングウェに着いたのは16:30くらいだった。出発してから12時間以上経過。

リロングウェからさらにンカタベイ(Nkatabay)という町まで行きたかったが、遠いためその日は諦めた。「ン」から始まる町があるなんて知らなかった。しりとりが続いちゃう。

人は優しいと聞いていたが、あんまりカメラ出さない方がいいと感じて全く写真がない。リロングウェは首都だけどバスターミナル周辺はあまり都市っぽさは感じなかった。路面で色々な物を売っている人がいて、靴とか服とか、中南米の田舎と同じ感じがした。

泊まるところをまず確保と思ってターミナル横の宿に値段を聞くと4,500クワチャ(約1,125円 ※100クワチャ=25円)と言われて、もっと安いとこ知ってるからそっち行くというと急に3,500クワチャ(約875円)になった。確かに物価が安い、急に安くてなんか計算があってるのかわからなくなる。

スーパーとATMがあったから少し買い出しとお金をおろして、少しだけ町を歩くと、挨拶して来る人がいたり、Japan Good!って声かけて来る人がいたり、目が合ってもはにかみ笑をしてくれたり、少しだけ今までのアフリカで気を張ってた分が和らいだ。自分が気を張っていただけかもしれないが、少し雰囲気が今までと違うと感じた。

夜は少しだけ雨が降っていた。
ンカタベイ行きのバスのチケットは当日の朝に販売されるということで、翌日に向けて早めに寝た。



ルサカでの過ごし方 ついでにザンビアのまとめ

マラウィ行きのバスを待つためにルサカ(Lusaka)という全然知らない町で2泊もすることになった。
とはいえアフリカだからうかつに出歩いて事件に巻き込まれたら嫌だなという想いもあった。町の雰囲気は結構所得が高そうな人が多そうだったけど、それは割と新しくて良い車をたくさん見たから、念のため。

近くに大きめのショッピングモールがあって、そこに行ってみた。

久々にまともな物食べようと思って、モールの中にあったハンバーガー屋で食べた。アフリカ特有のピリピリソースというとうがらしのソースがかかっていたのだが、それがすごく美味しかった。

クワチャが余っていたから、宿でお金を払ってネットをした。数日連絡がつかないことを家族や友達に通知していたからだけど、特に誰からも連絡がなく、それはそれでなんだかおかしかった。いつも必要以上に心配しているけど、連絡とれないとなると成す術ないから当たり前ではあるんだけど。

モールのスーパーで乾麺が売ってて、コーン缶も買って宿でラーメンにした。それがまさかのすごい美味しくて、もはや食べ物が一定化しすぎていつもと違った味=美味しいになってたかもしれないと思うけど、すごく満足した。

ルサカは何もせずほとんど横になって過ごしてだめ人間だった。


ザンビアは中継地点としてしか滞在してないので、簡単なまとめのみ

■宿泊
・リビングストン(LivingStone)
Livingstone backpackers
http://livingstonebackpackers.com/index.html
値段:男女混合4名ドミ 1泊12ドル(約1,200円 ※1ドル=100円)または60クワチャ(約1,080円 ※1クワチャ=18円)
基本情報:シャワートイレ共同(お湯出る)、スタッフ英語可、wifi有料(1時間2ドル)、プールやバーがある、キッチンあり、近くにスーパーあり、警備員いる

・ルサカ(Lusaka)
Flintstones backpakers
http://www.flintstonesbackpackers.com/
値段:女性専用6人ドミ 1泊60クワチャ(約1,080円)
基本情報:シャワートイレ共同(お湯出る)、スタッフ英語可、wifi有料(1時間4クワチャ)、キッチンあり、近くに大きめのショッピングモールあり、警備員いる

ザンビア滞在:2013年12月21日-22日、12月27日-29日

再びザンビアへ

ジンバブエでヴィクトリアフォールズとラフティングをやって満足して、早々に再びザンビアへ向かうことにした。
ザンビアはナミビアから1度入国する時にダブルビザ(2回入国できるビザ)を取っていた。

朝宿から国境までタクシーで向かう。ほんとに頑張れば歩けるけど、移動の連続と暑さで体力は少なくなっていたから乗る。結構高めで5ドル(約500円 ※1ドル=100円)
タクシーの運転手は日本車に乗っていて、誰かが貼ったまま輸入されてきた車なのだろう、「車内禁煙」のシールを指差し、何て意味なのか聞いてきた。
教えてあげるととても喜んで、いいシールだと言っていた。

国境はすでに滝を見にきた時通っている。今度はちゃんとパスポートに出国のスタンプを押してもらい、あっさり出国

またあの橋を渡る。

橋にはお土産売りが数人いた。断るとあっさり引き下がる、しつこくないのが特徴なのか、結構アフリカのここまではそんな人が多かった。
あと物々交換を申し出られることもアフリカに来てから結構ある。ここでも言われたけど、物で交換できそうなものも持ってないのだった。お金も必要だけど、物も必要なんだと改めて。

橋を渡ってもザンビア入国管理所まではさらにもっと歩く必要があって、本当に暑かったからTシャツの色がすっかり変わっていたくらい。
死にそうになりながら入国審査、滞在日数だけ聞かれた完了。元居たリビングストン(LivingStone)に戻ったわけだ。フリーコンドームが置いてあって、それは初めてのことだった。フリーSIMカードとかなら結構みるんだけど。

審査終わったけど暑すぎたからエアコンで涼んでから外に出た。
ルサカ(Lusaka)という町まで一気に行きたかったから、まずリビングストンのバスターミナルまでタクシーしかない。客引きがよってきて、今からいけば10時発のバスに乗れるぞ!と言われ、少し値段交渉してすぐ向かった。40クワチャ(約720円 ※1クワチャ=18円)

2回目のリビングストンのバスターミナル。1回目到着した時は、豪雨とナミビアからのギャップにおびえていたけど、2回目は快晴で印象も全然違った。天気大事だな。

バスのチケットを早速買いにいくと、10時のバスがそもそも存在していなかった…。
タクシーの運転手に「ない!」って言うと、すごい焦って色んな人に聞いてくれて、レセプションにいってルサカまでの一番早く着くバスがどれか聞きにいってくれた。
嘘ついたんじゃなくて、ほんとにあると思ってたんだなって思って、なんか可愛らしく感じた。
ルサカまでは10時半発のバスがあるということで、そのチケットを買って乗り込んだ。2席×2列の広々バス。100クワチャ(約1,800円)だった。
タクシーの運転手に見送られて、リビングストンを出発した。

ルサカまで約7時間。どうにか明るいうちに到着できてよかった。ずっと田舎道を通っていたのに、ルサカの町についたら結構な都会で驚いた。

バスターミナルに到着すると、降りる前から客引きがバスに群がっていた。乗ってる時からすでに、外から私を見つけて、観光客がいる、と言っているかのように指をさされまくってすごく嫌な気分であった。

「バスチケット買うか」「荷物もとうか」「タクシー乗るか」とにかく客引きがすごい。久々にその感じを味わいつつ、やはりここでも断ると意外とすぐに引き下がるので不思議に思った。
自分でレセプションを探して、次の目的地であるマラウィのリロングウェ(Lilongwe)のバスチケット売り場を聞きにいったら、その係員がちゃんと売り場に連れて行ってくれた。みんな優しいな。

ルサカに用事はないのですぐに向かいたかったが、翌日のバスはフルだということで、翌々日のチケットを買う。200クワチャ(約3,600円)
宿は予め調べておいた近くのFlintstone backpakersまで、道が分からないのでタクシーで向かう。しつこい客引きをせずに、私がチケットを買うまで声をかけるのを待っていてくれたタクシー運転手にした。35クワチャ(約630円)だった。もはや相場がよく分からない。