2017-06-28

新たな旅の始まり

6月11日
成田空港からスリランカのコロンボへ出発。

1回目の世界一周の旅は不安ばかりだった。自分との約束事のような形で出発して、出発する時もずっと緊張していた。アメリカ行きの片道切符しか持っていなかったから、空港でいきなり止められて、一悶着あったが出発できた。

2回目の世界一周の旅はやり残したことをやりに行くみたいな感じがした。しかもかなりの低予算で、節約して値切ることに意義があった。そしてこの時は世界一周の航空券を使って旅をした。

3回目の世界一周、今回の旅は、油断はしてはいけないと自分に言い聞かせながら、かなりの平常心で。世界でいろんなことが起き続けている中、いろんな人を心配させながらも、趣味の旅行として出発した。そして今回はビジネスクラスの世界一周航空券を使う。変なプレッシャーや、貧乏しなくていけない気持ちも捨て(普通の旅行よりはだいぶ低予算だけど)、もっともっと楽な気持ちでいこうと思ったから。
ちなみに世界一周のビジネスクラスは相当お得な値段設定になっているため、時間さえあればすごく使える周遊券だ。

家族やパートナーに見送られて、そういえば最初に見送られた時から、家族が増えた。
いろんなことが変わっていく、でもなんか楽しいと思うことが増えたと思う。

初めて乗るビジネスクラスは、最初からシャンパンが出て、逆に自分が乗っていい感じがしなかったから、変な緊張をした。

最後まで屋上から見送ってくれているだろう、家族を窓から見続けて、飛び立つ。
ビジネスクラスの感想は、正直いまいちであった。乗っている人の中でも当然クラスがある。最上級のクラスの人が最初にオーダーを取られて、私は一番最後。それは航空会社によってはあるから、いいんだけど、そのままオーダーを取られずコース料理のメインが届かないということがあった。わざとなのか、忘れていただけなのか、前菜で既にお腹いっぱいになっていたので、声をかけて、もらうほどではなかったが。それ以外にもいろいろ不満に思うことがあり、なんだか違和感しかなかった。足伸ばして乗れるというだけでもだいぶいいんだけどね。
(後日別便に乗るが、変なことはなかったので、この便の時だけおかしかった気がしている)

約9時間半でスリランカのバンダラナイケ空港に到着した。

スリランカの旅行は、どんな場合でも事前にビザを取る必要がある。
このサイトから申請するだけで実に簡単。35ドル(約3920円 ※1ドル=112円)かかる。
http://www.eta.gov.lk/slvisa/visainfo/apply.jsp

しかもカード決済した瞬間に、ビザが取れました、という連絡がメールできた。
お金を払えばいいだけなのか。

入国審査は何も聞かれずパスポート出したら、すぐに入国のスタンプが押された。

旅で一番好きなのは、飛行機から降りて、空港の外へ出て、その国独特の気温、湿度、匂いを感じる時だ。何か新しいことが始まる感じ。
スリランカは暑く、夕方でも30度くらいある。外に出た瞬間に熱気がきて、やっと始まったなという感じがした。

スリランカの首都はスリジャヤワルダナプラコという全く名前を覚えられない町である。
そこは観光という意味では何もなくて、一番栄えているのはコロンボ(Colombo)という町だ。

まずはその町に行き、翌日別の町に移動する予定だ。

空港は郊外にあるので、コロンボまでバス。
事前に調べた情報によると、国営のバスが出口を左に進んだところにあると書かれていたから、とりあえずずっと進んでみるが、それらしきものが見つからない。
近くの人に聞いてみると、3人がかりで一生懸命答えてくれて、なんだかこの国の旅は大丈夫そうだと思った。

結局バスは空港の出口の真ん前から出ており、多分民営のバスなんだけど、120ルピー(約86円 ※100ルピー=72円)だった。国営とそこまでの差がない気がした。

約40分くらいでコロンボのバスターミナルの近くに到着。とにかく暑い。

スリランカはインドに近く、似ているところがあるのかと思い、勝手なイメージで客引きがしつこかったり、とにかくいろんな人にしつこく絡まれるのかなと思っていた。

バスを降りて、ホテルまで歩いていく。
誰も声をかけてこない。たまーに、トゥクトゥクの人が乗るか?的なクラクションを鳴らしてくるけど、首を振るとすぐいなくなる。
人々の視線がこっちを向いていない。おかしい、思っていたのとは違う。私の想像では、いろんな誘いを一生懸命断りながら、ホテルまでたどり着く予定だったのに。なんて楽なんでしょう。辛いのは暑いことだけだ。

難なくホテルについた。
その日は何もせず、翌日からスリランカの旅が本格的に始まる。



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